アーティストのサイトは、誰が作っているのか
音楽系アーティストのサイトの話。
メジャー系は、会社が用意してくれるでしょう。 予算もあるし、懇意にしている制作会社もある。
義理人情の世界だし、取引先を変えてまで新しいプラットフォームへは移行しづらい。 そこは良いと思うし、否定もしない。
ただ、その形態も時代とともに変化する。
レコード会社に「AI Overviewがですね〜」という営業をしても、暖簾に腕押しではあるけれど。
お門違い。日本語で話していただけます?となる。
別次元の話をしている、未来から来た外国人のように思われても仕方ない。
実際、担当者と話しをする時も、聞かれるまで切り出せない。
情報は、ドメインに紐づく。
AI検索が登場して、そうなってしまった。ここが今までと違う。
大所帯グループのサイトにメンバー単位のページを持つより、 メンバー一人ひとりがドメインを持つほうが有利になった、というお話。
莫大なコストがかかると思われている。だからやらないのだと思う。 ただ、正直なところ、現時点ではドメインと一次情報だけあればいい。
これが理解される頃には、うちにもお問い合わせが来るだろうか。
大人の事情
アーティストのサイトには、会社の事情が関係してくる。
契約条件にもよるが、ファンクラブ、チケット販売、グッズ販売、複数のSNSアカウント。 一元化できない点が多い。
情報が、構造的に散る。すべてを繋ぐにはシステム構築が要求される。
今の時代、大所帯ほど不利になる。有利なのは小さいほうである。
インディーズは、話が違う。
原則、ウェブサイトが要らない。
費用対効果が分からないのもある。 その前に、SNSで集客できている。もしくは、絶対数の固定ファンがいる。
否定しないし、素晴らしいことだと思う。
そういう観点からすれば、ウェブサイトは単なるタッチポイントでしかない。
そう。それをまとめて、情報を一元化するのが次のステップになる。
配信、SNS、公演情報、バイオグラフィ、ディスコグラフィ、動画、お問い合わせ。 それだけあれば十分である。
誰が作るのか
問題はここである。
自分で作ってみる。友達に頼む。制作会社に依頼する。だいたいこの3択になる。 (bitfanのようなサービスを使う手もある。)
ただ、その前に。
「サイトを作れば解決する」、という問題はない。 サイトはもう、誰かに見せるものではなくなった。読まれるものになった。
読みに来るのが、人ではなくなったからだ。
そのうえで、3択を並べる。
自分で作る 時間がかかる。試行錯誤して作る。作ったら終了。
友人、知人 安く済むが、次が頼みづらい。結局、自分でどうすることもできなくなる。
制作会社 高い。更新のたびに請求される。
じゃないでしょうか。最近ではAIで簡単に作るれるやり方もあるか。
作る側も、噛み合っていない。
制作会社からしても、安くするわけにはいかない。
手間はかかる。急な話が多い。そして、突然消える。
結果的に、音楽アーティスト専門のウェブサイト制作サービスが少ない、というはなし。
それで、こっちの話
未だに、ウェブ制作会社と名乗ることへの違和感がつきまとう。
ジャケットデザインから、DSPへのメタデータ登録、ツアーマネジメントまで。 幅広くやった先にあったのが、サイト制作だった。
すなわち、やっていることはドメインと一次情報の場所づくりである。